韓国の整形外科は、ヒエラルキー表では選べません。代わりに確かめられること
執筆 KCODI医療通訳チーム · 日本語デスク更新日 · 9 分で読めます
韓国の整形外科を探しはじめると、必ず「ヒエラルキー」と書かれた表に行き当たります。大手、中堅、個人院を段に分けて、院名を並べた画像です。日本語のまとめサイトには、それを翻訳した韓国 美容整形外科 ランキングの記事が並びます。
診察室で通訳をしていると、この表を印刷して持ってこられる方がいます。気持ちは分かります。情報がない国で、順位がついた一覧はありがたく見えます。
ただ、あの表が誰の手で、どんな基準で作られたのかを説明できる人に、まだ会ったことがありません。この記事では、韓国 整形外科を選ぶときに外から確かめられないものと、自分で確かめられるものを分けます。
ヒエラルキー表の出どころ
ヒエラルキー韓国、と検索して出てくる段組みの画像は、もともと韓国のコミュニティサイトやSNSで作られたものが多く、作成者も基準も書かれていません。規模の大きさで並べたもの、価格帯で並べたもの、掲示板の書き込み数で並べたものが混ざっています。
そして、表は古くなります。韓国の美容クリニックでは、執刀医の移籍がよくあります。同じ院名でも、数年前に評判を作った医師がもういないことがあります。逆に、表に載っていない小さな院に、経験の長い医師が移っていることもあります。
つまり、表が示しているのは院の規模や知名度であって、あなたの手術を担当する医師の腕ではありません。ここがずれているのが、いちばんの問題です。
| 項目 | 表から分かるか | 自分で確かめられるか |
|---|---|---|
| 院の規模、店舗数 | ある程度は分かる | ホームページで分かる |
| 自分を担当する医師が誰か | 分からない | 診察で名前を聞けば分かる |
| その医師の専門と経験年数 | 分からない | 診察で聞ける。韓国語なら答えが返る |
| 執刀を最初から最後まで担当するか | 分からない | 同意書と口頭で確認できる |
| 麻酔科医が常駐しているか | 分からない | 診察で聞ける |
| 外国人に上乗せした料金かどうか | 分からない | 韓国語で見積もりを取れば分かる |
日本語のランキング記事が、どう作られているか
韓国 美容整形外科 ランキングという記事の多くは、紹介の報酬や広告枠と結びついています。順位は、取材の結果ではなく、枠の売れ行きで動くことがあります。実際、同じ運営者のサイトで、数か月違いの記事の1位が入れ替わっていることは珍しくありません。
記事が悪いわけではありません。ただ、順位を根拠に考えるのはやめたほうがいい、ということです。読むなら、順位ではなく本文に書かれている施術の説明の正確さを見てください。
韓国の整形が安いと言われる理由
韓国 整形 安い理由を知りたい方は、値引きの話を期待しているかもしれません。実際の理由は、もっと構造的なものです。
- 医院の数が多く、同じエリアに集中している。 江南の一部の通りだけで数百軒という密度です。価格が横並びになりやすく、比較されることが前提になっています。
- 同じ手術の件数が多い。 件数が多いほど、手術室と人の回し方が効率化されます。これは値段だけでなく、医師の経験にも関わります。
- 総額で提示する習慣。 日本のように項目を積み上げるのではなく、手術ごとの総額を先に出す医院が多いため、表示の金額が低く見えることがあります。
- 為替。 日本から見た金額は、レートで動きます。数年前の体験談の金額は、そのままの比較になりません。
一方で、安く見える見積もりには外に出ている項目があります。麻酔代、検査代、術後のケア回数、入院、材料費。ここを含めて並べ直すと、差が小さくなることがあります。渡航費と宿泊を足して考えるのも忘れないでください。
費用の内訳の見方は、韓国の整形ツアーの選び方にくわしく書きました。施術ごとの目安は韓国の美容整形のページから各施術のページで確認できます。

順位の代わりに、同じ質問を2〜3軒にぶつける
比べられるのは、同じ質問への答えです。順位ではありません。KCODIが提携先に投げているのは、次の質問です。どの医院にも、まったく同じ文で聞きます。
- 私の執刀を担当するのはどなたですか。形成外科の専門医ですか。経験年数はどのくらいですか。
- 相談した医師が、最初から最後まで執刀しますか。同意書にその名前が入りますか。
- 麻酔科の専門医は常駐していますか。全身麻酔の場合、手術中ずっと付きますか。
- 見積もりを、手術法・麻酔・検査・入院・材料・術後ケアの項目に分けてもらえますか。
- 韓国の患者さんと同じ料金表での見積もりですか。
- 合併症が出た場合の対応と、再手術の条件を書面でもらえますか。
- 手術室のCCTV録画を希望できますか。
答えが返ってくる院と、話をそらす院ははっきり分かれます。この7つの答えを並べたほうが、どんなランキングより役に立ちます。
大手と個人院、どちらが向いているか
規模に優劣はありません。向き不向きです。
大手は、設備と人手があり、全身麻酔や入院を伴う手術に対応しやすい傾向があります。一方で、相談した医師と執刀医が違うことがあり、術後に同じ担当者につながりにくい場合があります。
個人院は、院長が最初から最後まで担当することが多く、術後の連絡も取りやすい傾向があります。ただし、夜間や緊急時の体制、入院設備は院によります。全身麻酔を伴う手術なら、そこを具体的に聞いてください。
どちらにしても、判断材料は診察で手に入ります。KCODIの医療通訳は、通訳のために同席します。特定の医院をすすめる役ではありません。どの施術を受けるかもまだ決まっていない方は、3分の無料マッチングから始められます。


