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美容皮膚科

韓国の美容医療は、同じ医療でも受け方の順番が違います

執筆 KCODI医療通訳チーム · 日本語デスク更新日 · 8 分で読めます
眉のセミパーマネントメイク用に並べられた金属トレイの道具(色素カップ、眉デザイン用の定規、施術用ハンドピースなど)(イメージ画像)

「韓国 美容医療」で調べ始めた方の多くは、施術そのものより先に、仕組みがわからなくて止まっています。予約はどこに入れるのか、カウンセリングは誰がするのか、金額はいつ決まるのか。日本のクリニックに通った経験があるほど、違いに戸惑います。

韓国の美容医療は、日本と同じく医師が行う医療行為です。ただ、窓口の作り方と当日の順番が違います。ここを先に知っておくと、診察室で聞き逃すことが減ります。

この記事では、金額そのものは書きません。かわりに、診察の流れ、費用が動く項目、当日の一日、帰国後にどうするかを、通訳が毎日そばで見ている順番でまとめます。

韓国の美容医療の入口は、日本より「相談」に近い

韓国では、美容皮膚科も美容外科も、まず相談窓口に予約を入れるのが普通です。多くの医院に상담실장(サンダムシルジャン)、日本語でいうカウンセラーがいて、希望を聞き、施術の候補と見積もりを組み立てます。

日本のように医師が最初から最後まで話す医院もありますが、都心の大きな医院ほど分業です。ここを知らないまま入ると、「医師に会っていないのに金額の話が進んでいる」と感じて不安になります。

順番としては、カウンセラーが希望を整理し、医師が診察して可否と方法を決め、最後にもう一度カウンセラーが金額を確定させます。医療の判断をするのは医師です。金額の判断をするのは、あなたです。

同じ施術でも、日本と韓国で違いが出やすいところ
場面日本でよくある形韓国でよくある形
初回の相談医師が問診から担当カウンセラーが希望と予算を先に整理
施術を決める順番診察 → 見積もり相談 → 診察 → 見積もり確定
支払い施術の後の会計も多い施術の前に支払うことが多い
院内処方が多い院外の薬局で受け取ることが多い
次回院内で次回予約その場で決めず、帰国後に連絡になりがち

表は一般的な傾向です。医院ごとに違いはありますし、日本語対応の有無でも流れは変わります。

金額の話が先に来るので、診察の質問を用意しておく

相談窓口が入口になる以上、話は自然と「どのプランにするか」から始まります。だからこそ、医師に会う時間で何を聞くかを、日本を出る前に決めておいてください。

  • 自分の肌や骨格で、その施術が向いているかどうか
  • 同じ悩みに対して、ほかに選べる方法があるか
  • 何回必要で、次はいつ受けるのが望ましいか
  • 受けないほうがいい条件に、自分が当てはまっていないか
  • 起こりうる副反応と、そうなったときの連絡先

5つ目は必ず聞いてください。腫れや色素沈着は、帰国してから出ることがあります。誰に、どの言語で連絡するのかが決まっていないと、そこで詰まります。

医療通訳がタブレットで施術内容と見積もりの内訳を確認している様子
通訳は、聞きたいことを韓国語の医療の言葉に置き換えて、そのまま渡します。

「韓国の美容医療は安い」と言われる理由と、その内訳

実際に日本より抑えやすい費目はあります。ただ、理由は単純な値引きではありません。医院の数が多く、同じ機器を扱う医院同士が近い距離で競合していること。国産の薬剤や機器の選択肢が多いこと。この2つが大きいです。

  1. 製剤と機器の選択。 同じ施術名でも、使う薬剤や機器で金額は変わります。名前を控えてください。
  2. 量。 ボトックスなら単位、レーザーならショット数やエネルギー量。広告の金額はいちばん少ない設定のことが多いです。
  3. 担当者。 診察した医師が施術するのか、別の担当者かで金額が分かれる医院があります。
  4. セットと回数券。 1回あたりは下がりますが、有効期限があります。次の渡韓が未定なら1回払いが無難です。
  5. 税と条件。 付加価値税が別表示のことがあります。現金限定、初回限定などの条件も確認します。

施術ごとの料金の目安は、韓国の美容皮膚科のページ韓国の整形のページに載せています。手元の見積もりと並べて見てください。

施術を受ける日の、実際の一日

肌の施術であれば、受付から出るまで1時間半から3時間ほどが目安です。手術になると、検査と麻酔の時間が加わります。当日の順番はおおむね次のとおりです。

  1. 受付。パスポートの提示を求められることがあります
  2. カウンセリング。希望と、当日の肌や体調の確認
  3. 医師の診察。方法、範囲、回数の決定
  4. 見積もりの確定と支払い
  5. 施術。麻酔クリームを使う場合は待ち時間が加わります
  6. アフターケアの説明。薬が出れば院外の薬局へ

支払いが施術の前に来るのが、日本と大きく違う点です。金額と中身の確認は、4番までに終わらせます。担当の医療通訳は、この順番を先に共有したうえで、決まった内容が施術室に正しく伝わっているかを確認します。

何を受けるかは、悩みから逆算する

「韓国 美容医療 おすすめ」で出てくる順位は、広告枠であることが多いです。順位ではなく、自分の悩みが何の分野に当たるかで絞るほうが早く着きます。

悩みと、担当する診療科のおおよその対応
気になっていること主に扱う科よく提案される方向
シミ、くすみ、毛穴、ニキビ跡美容皮膚科レーザー、注射、ピーリング
たるみ、フェイスラインのもたつき美容皮膚科・美容外科高周波や超音波の機器、糸、手術
鼻、目、輪郭の形そのもの美容外科手術。回復期間の確保が必要
眉やリップの形を毎朝整えたい美容皮膚科・専門医院アートメイク
体調や体質から整えたい韓医院漢方、鍼

どの科に行けばいいか迷う場合は、3分の無料マッチングで希望を整理できます。医院の予約と通訳の手配は韓国の美容クリニック予約の窓口からまとめて依頼できます。受ける内容の全体像は韓国美容で何ができるかの記事に、日程の組み方は韓国の美容ツアーの記事にまとめています。

帰国してからが、実はいちばん質問が増える

腫れが引く途中、赤みが残る、かさぶたが取れない。こうした連絡は、施術の3日後から2週間のあいだに集まります。医院の日本語窓口が営業時間外だと、その場で止まってしまいます。

だから渡韓前に、次の3つを決めておいてください。経過の写真をどのタイミングで撮るか。異変を感じたときに誰へ連絡するか。日本でかかれる皮膚科をひとつ調べておくか。KCODIでは帰国後もLINEで担当通訳につながり、医院への確認を代わりに行います。

万一、医院との話し合いがつかないときは、韓国医療紛争調停仲裁院(K-MEDI)という公的な窓口があります。外国人患者の相談は、医療韓国支援センターの +82-1577-7129 でも受け付けています。

よくいただく質問

韓国の美容医療は、日本語だけで受けられますか?
日本語対応をうたう医院は増えていますが、対応する人が常にいるとは限りません。カウンセリングは日本語、施術室は韓国語だけ、という場面もあります。医療通訳が同席すれば、診察も施術当日も同じ人が通して担当します。
初めてでも、1回の渡韓で終わりますか?
肌の施術は、複数回をすすめられることが多いです。1回で全部やろうとせず、まず受けて経過を見て、次の渡韓に合わせるのが現実的です。手術の場合は抜糸や経過観察の日程が必要になるため、医師と滞在日数を先に相談してください。
支払いはクレジットカードでできますか?
カードが使える医院がほとんどですが、現金のみ割引という条件を出す医院もあります。海外利用の上限や手数料は事前に確認してください。分割の可否も医院によって違います。
未成年でも受けられますか?
施術の種類によりますが、保護者の同意書が必要になるのが一般的です。年齢の条件は医院と施術ごとに違うので、予約の前に確認が必要です。医療の判断は医師が行います。
韓国の美容医療は本当に日本より安いのですか?
費目によります。同じ薬剤と同じ量で比べれば抑えやすいことが多い一方、渡航費と滞在費が加わります。広告に出ている金額は最小構成のことが多いので、製剤名と量まで書かれた見積もりで比べてください。
トラブルが起きたら、どこに相談できますか?
まず施術した医院に連絡します。話し合いがつかない場合は、韓国医療紛争調停仲裁院(K-MEDI)が調停を扱っています。日本側では国民生活センターや消費者庁の窓口が、美容医療の相談を受け付けています。

参考・出典

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まず聞く。決めるのはあとで。

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