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美容整形

「韓国 整形率」の数字はどこから来たのか。統計の読み方と、患者として確認すること

執筆 KCODI医療通訳チーム · 日本語デスク更新日 · 7 分で読めます
画面にメモが表示されたタブレットを持つ手と、クリップボードの書類にペンで記入するもう一方の手のクローズアップ(イメージ画像)

「韓国 整形率」と検索すると、「何人に1人が整形している」「人口あたり世界一」といった数字が並びます。ところが、サイトによって数字がばらばらです。どれを信じればいいのか、分からなくなった方も多いと思います。

先に結論をお伝えします。韓国人の整形率を、毎年同じ方法で測っている公的な統計は、私たちの知る限り見当たりません。出回っている数字は、出どころも調査年も対象も違うものが混ざっています。

この記事では、まず数字の出どころを整理します。そのうえで、韓国で手術を考えている方にとって本当に意味のあること、つまり件数の多い街で病院を選ぶときに何を確認するかをお伝えします。

韓国人整形率が、サイトごとに違う数字になる理由

よく引用される数字は、大きく3種類に分かれます。国際学会の調査をもとにした計算、韓国内のアンケート、そして出どころの書かれていない数字です。

「韓国 整形 割合」として出回る数字の種類
数字の種類もとになっているもの読むときの注意
人口あたりの件数国際調査の「件数」を、第三者が人口で割った二次計算調査した学会が出した数字ではない。古い年の調査が今も引用されている
何人に1人という割合韓国内の世論調査やアンケート調査年、対象の年齢と性別、注射やレーザーを「整形」に含むかで結果が大きく変わる
出どころのない数字まとめ記事やSNSの引用の引用もとの調査にたどり着けないものは、判断材料にしない

特に「20代女性の何割」という数字は、対象をしぼったアンケートの結果です。それが「韓国人整形率」として、国全体の話のように広まっています。数字が独り歩きしている、と考えてください。

ISAPSの国際調査が発表しているもの、していないもの

美容外科の統計でいちばん引用されるのが、ISAPS(国際美容外科学会)の年次国際調査です。各国の医師へのアンケートをもとに、国別の施術の「件数」を推計して発表しています。

大事なのは、ISAPSが発表しているのは件数であって、人口あたりの率ではないという点です。2024年の調査では、総件数は米国、ブラジル、日本の順でした。日本は3位です。「整形大国」という言葉から想像する順位とは、少し違うかもしれません。

「韓国は人口あたり世界一」という表現は、過去の調査の件数を誰かが人口で割った計算が、そのまま引用され続けているものです。間違いと言い切ることはできません。けれども、今の数字として断定することもできません。私たちがこの記事で韓国の整形の割合をパーセントで書かないのは、そのためです。

韓国の豊胸率は高い?「韓国は豊胸が多い」という話について

「韓国 豊胸率」「韓国 豊胸 多い」と調べる方もいます。こちらも、公的に確認できる率の数字は見当たりません。

カウンセリングに同席している立場からお伝えできるのは、一般的な傾向だけです。韓国で相談が多いのは、目、鼻、輪郭といった顔の手術だと一般に言われています。豊胸が特別に多い国だという印象は、現場にはありません。

日本から豊胸で渡韓する方が知りたいのは、率ではなく、バッグの種類、切開の位置、滞在日数のはずです。そちらは韓国の豊胸手術のページにまとめています。

件数が多い街で手術を受ける、ということの意味

率の正確な数字は分からなくても、確かなことがあります。ソウルの江南エリアには美容外科が集中していて、手術の件数が多いということです。これは患者にとって、良い面と注意する面の両方があります。

  • 専門分化が進んでいる。 目だけ、鼻だけ、輪郭だけを主に執刀する医師がいます。同じ手術を数多く行っている医師を選びやすい環境です。
  • 比較がしやすい。 徒歩圏に複数のクリニックがあるので、1日に2〜3軒のカウンセリングを回れます。
  • 流れ作業型の病院もある。 相談は相談室長、執刀は別の医師、経過を診るのはまた別の人、という形です。件数の多さが、一人ひとりへの丁寧さを意味するわけではありません。
ソウル江南の通り(イメージ)。美容外科の看板が並ぶエリア
クリニックが集まる街では、比べやすい反面、病院ごとの差も大きくなります。

数字の代わりに、患者として確認する6項目

統計は、あなたの執刀医について何も教えてくれません。代わりに、次の6つに答えが返ってくるかを見てください。

  1. 執刀医は成形外科(日本でいう形成外科)の専門医資格を持っているか。
  2. カウンセリングをした医師が、自分の手術を最初から最後まで執刀するか。
  3. その医師は、希望する手術を日常的に執刀しているか。症例写真は術後何か月のものか。
  4. 麻酔は誰が担当するか。麻酔科の専門医が常駐しているか。
  5. 見積もりは内訳つきか。再手術になった場合の条件は書面にあるか。
  6. 外国人患者の受け入れ機関として、韓国政府に登録されているか。

率よりも、自分の手術の条件を比べてください

韓国の整形率が高くても低くても、あなたの手術の結果は変わりません。変わるのは、誰が執刀し、何を説明され、術後に誰がそばにいるかです。

施術ごとの料金の目安と滞在日数は、韓国の美容整形のページから、二重整形など各施術のページで確認できます。憧れの顔の写真をどう伝えるかは韓国アイドルのような整形を相談するときの記事に、男性の方は韓国で整形する男性向けの記事にまとめました。

まだ施術が決まっていない方は、3分の無料マッチングから始められます。手術当日にそばにいるKCODIの医療通訳が、どんな人たちなのかも先に見ておいてください。

よくいただく質問

韓国人の二重まぶたの割合や、日本人の二重と一重の割合は、どのくらいですか?
よく引用される数字はありますが、出典と調査方法がばらばらで、信頼できる全国規模の統計は見当たりません。KCODIでは、根拠をたどれない数字は使わないことにしています。割合よりも、自分のまぶたが厚いのか薄いのか、蒙古ひだが強いのかを診察で確かめるほうが、手術の判断には役立ちます。
韓国の整形率は、結局どのくらいですか?
毎年同じ方法で測った公的な統計は見当たらないため、私たちは具体的な数字を断定しません。よく見る「何人に1人」は、調査年や対象の年齢が違うアンケートの結果です。国全体の率として読むのは避けてください。
ISAPSの統計では、韓国は何位ですか?
ISAPSが発表しているのは国別の件数で、人口あたりの率は公表していません。2024年の調査の総件数は、米国、ブラジル、日本の順でした。人口あたりの順位は、第三者による二次計算です。
韓国は豊胸が多いというのは本当ですか?
豊胸率を示す公的な数字は見当たりません。韓国で相談が多いのは目、鼻、輪郭だと一般に言われています。豊胸を考えている方は、率よりもバッグの種類と執刀医の経験を確認してください。
手術の件数が多いクリニックのほうが安心ですか?
病院全体の件数よりも、あなたの執刀医がその手術を日常的に行っているかのほうが大切です。件数の多い病院には、相談と執刀と経過観察の担当が分かれる流れ作業型もあります。執刀医が最後まで担当するかを確認してください。
整形している人が多い国なら、失敗も少ないですか?
そうとは言い切れません。どの国のどの手術にも、合併症や再手術の可能性があります。同意書の内容と再手術の条件を、日本語で理解してから署名することが大切です。

参考・出典

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