アートメイクを韓国で受けるのは危険か。失敗の中身から考えます
執筆 KCODI医療通訳チーム · 日本語デスク更新日 · 7 分で読めます
「アートメイク 韓国 危険」と検索する方の多くは、SNSで見た自然な眉に惹かれながら、失敗した人の投稿も見てしまった方だと思います。値段は日本より抑えめ。でも、顔に色を入れる施術です。不安になるのは当然です。
先に結論をお伝えします。韓国だから危険、日本だから安全、という話ではありません。危険かどうかは、誰が、どんな衛生環境で、どこまで確認してから針を入れるかで決まります。
この記事では、失敗と呼ばれるものの中身、日本と韓国の制度の違い、予約の前に確認することを、カウンセリングに同席してきた通訳チームの目線でまとめます。
アートメイクが韓国で危険と言われる3つの理由
不安の声を整理すると、理由はほぼ3つです。施術者と衛生の問題、言葉の問題、リタッチの問題。どれも、事前の確認で小さくできます。
| 理由 | 起きること | 小さくする方法 |
|---|---|---|
| 施術者と衛生 | 針や色素の管理が甘いと、感染やアレルギーの原因になります | 医療機関で受ける。針は目の前で開封してもらう |
| 言葉が通じない | 「自然に」「薄めに」が伝わらず、太さや濃さが希望とずれます | 下書きの段階で、通訳と一緒に鏡で確認する |
| リタッチに行けない | 1回目は色が定着しきらず、ムラが残ったままになることがあります | リタッチの時期と条件を、予約の前に決めておく |
アートメイクは、皮膚の浅い層に色素を入れる施術です。一般的に1〜2時間で、麻酔クリームを使います。数年かけて薄くなりますが、消しゴムのようには消せません。だから、入れる前の確認にいちばん時間を使ってください。施術の流れと目安の料金は韓国のアートメイクのページにまとめています。
日本と韓国、アートメイクの制度はどう違うのか
日本では、アートメイクは医療行為です。医師、または医師の指示を受けた看護師だけが施術できます。厚生労働省は、美容所やサロンでの施術は医師法違反にあたるという通知を繰り返し出しています。
韓国でも長いあいだ、医療者以外による施術は法律上、違法と扱われてきました。それでも街のサロンで広く行われてきたのが実情です。2025年9月25日に文身士法が国会で可決され、国家資格を持つ施術者を認める方向が決まりました。施行は公布からおよそ2年後、2027年の秋ごろとされています。つまり、今は移行期です。
制度が変わる途中では、資格や衛生基準を自分で確認することがいっそう大切になります。KCODIがご案内するのは、医療機関で受けるアートメイクです。医師がいて、トラブルのときにその場で診察と処方ができるからです。
「失敗した」と言われるケースの中身
韓国のアートメイクで失敗した、という口コミを読むと、内容は次の5つに分かれます。
- 形と太さが希望と違う。 流行の平行眉をそのまま入れて、自分の骨格に合わなかった例です。下書きの段階なら、何度でも直せます。
- 左右差が残った。 眉を動かす筋肉の強さは左右で違います。座った状態と寝た状態の両方で確認するのが一般的です。
- 色が青やグレー、赤みに変わった。 色素の種類と、入れる深さが関係するとされます。深く入れすぎると、にじみや変色が出やすくなります。
- 色が定着せず、まだらになった。 1回目のあと、かさぶたと一緒に色が抜けるのはよくある経過です。リタッチで整える前提の施術です。
- 赤み、腫れ、かゆみが引かない。 感染や、色素へのアレルギーの可能性があります。医師の診察が必要です。
4つ目までは、デザインの確認とリタッチの計画で防げることが多いものです。5つ目は医療の問題です。ここに、医療機関で受ける意味があります。

予約の前と当日に確認するチェックリスト
通訳チームがカウンセリングで確認している項目です。メモにして持っていってください。
- 施術する人の資格と、そこが医療機関かどうか
- 針とカートリッジを、目の前で新品から開封してくれるか
- 色素の製品名と成分資料。金属アレルギーやアトピーがある場合の対応
- 下書きを、座った状態で鏡を見て確認できるか。写真に残せるか
- リタッチの時期、料金、有効期限。期限内に渡韓できない場合の扱い
- 施術後に腫れやかゆみが出たとき、誰に連絡し、誰が診察するのか
ケロイド体質の方、妊娠中や授乳中の方、施術する部位に皮膚炎がある方、血液をさらさらにする薬を飲んでいる方は、受けられないことがあります。持病と服用中の薬は、予約の段階で伝えてください。医院の比べ方は韓国のアートメイクの選び方の記事で詳しく説明しています。
リタッチと帰国後、旅行者だからこそ考えておくこと
アートメイクは、1回で終わる施術ではありません。4〜6週間後のリタッチで色と形を整えて、完成です。旅行者の場合、これは2回目の渡韓を意味します。行けない場合は、日本の医療機関でリタッチを受ける方法もあります。ただし、他院で入れた眉への上書きを断る医院もあります。
料金を比べるときは、リタッチが込みか別か、2回目の航空券まで含めて考えてください。内訳の見方は眉毛アートの韓国での値段の記事にまとめました。
消したくなったときは、レーザーで薄くします。複数回かかり、入れるときより時間も費用もかかるのが一般的です。色素によっては、レーザーで色が変わることもあります。また、MRI検査を受けるときは、アートメイクがあることを検査の前に申告してください。
当日、通訳が隣で確認していること
担当の医療通訳がいちばん働くのは、下書きの段階です。「眉尻をあと少し下げたい」「眉頭はぼかしたい」。細かい言葉を施術者に伝え、鏡で確認し、納得してから麻酔クリームに進みます。
施術のあとは、洗顔、かさぶた、サウナや汗の注意を日本語のメモでお渡しします。帰国後に赤みやかゆみが続くときは、写真をLINEで送ってください。医院の見解を日本語でお返しします。強い腫れや膿があるときは待たずに、日本の皮膚科を受診してください。
眉のほかに肌の施術も同じ旅行で受けたい方は、韓国の美容皮膚科のページで組み合わせを確認できます。希望がまとまっていなくても、3分の無料マッチングから始められます。


