韓国のボトックス、部位別に単位数と戻り方が変わる
執筆 KCODI医療通訳チーム · 日本語デスク更新日 · 8 分で読めます
韓国のボトックスを部位別に調べ始めると、メニューの多さに驚きます。エラ、額、目尻はもちろん、人中短縮、タレ目、二の腕、ふくらはぎまで並んでいます。
ボトックスとは、ボツリヌストキシンという成分で筋肉の動きを弱める注射です。だから、どの筋肉をどれだけ弱めるかという話になります。部位が変われば、筋肉の厚みも必要な単位数も変わります。
この記事では、部位ごとに何を確認して打つか、戻り方がどう違うかを整理します。金額は書きません。製剤と単位数で動くからです。
単位数が、価格と結果の両方を決める
ボトックスの見積もりで比べるべきは、部位名ではなく単位数です。同じ「エラ1回」でも、片側20単位と40単位では、結果も価格も違います。
韓国のクリニックでは、韓国の食品医薬品安全処の承認を受けた製剤のほか、アラガン社製やドイツ製を置いているところもあります。製剤が変われば1単位あたりの価格が変わるので、製剤名と単位数はセットで確認します。
| 部位 | 狙うこと | 持ちの目安 |
|---|---|---|
| エラ(フェイスライン) | 咬筋の張りを下げる | 4〜6か月 |
| 額・眉間・目尻 | 表情じわを弱める | 3〜4か月 |
| 人中短縮 | 鼻の下をわずかに縮めて見せる | 2〜3か月 |
| タレ目(下まぶた) | 下まぶたの縁を下げる | 2〜3か月 |
| 肩(僧帽筋)・二の腕 | 厚い筋肉を弱める | 4〜6か月 |
顔痩せの美容医療として提案されるメニューは、エラのボトックスであることが多いです。脂肪を減らす話とは別なので、そこを混ぜないでください。脂肪が気になるなら別の施術の話になります。
人中短縮ボトックスとタレ目ボトックス。小さな注射ほど慎重に
人中のボトックスは、鼻の下の筋肉をわずかに弱めて、上唇が持ち上がって見えるようにするものです。手術の人中短縮とは、変えられる量がまったく違います。数ミリの印象の話だと考えてください。
この部位は、入れすぎると笑ったときに上唇が動かなくなり、不自然に見えます。ストローが吸いにくい、発音がしにくいという相談も受けます。少なめから始めて、2週間後に判断するのが安全です。
タレ目ボトックスは、下まぶたの縁の筋肉を弱めて、目の下の縁を少し下げる注射です。まぶたが薄い場所なので、ごく少量です。左右差が出やすい部位でもあります。
- 小さい部位ほど、少なめに入れて2週間後に足す
- 左右で効き方が違うのは珍しくない。追加できる期間を聞いておく
- 過去にどこへ何単位入れたかを、必ず伝える
- 同じ日に顔の複数部位を入れるなら、鏡で全部の位置を指し合わせる

二の腕とふくらはぎ。体の部位は単位数が増える
二の腕のボトックスは、腕の外側の筋肉が張って見える方に提案されます。ここも脂肪ではなく筋肉の話です。脂肪が主なら、別の施術になります。
体の部位は筋肉が厚いので、顔より単位数が増えます。その分、1回の総額に占める製剤の比重が大きくなり、製剤の違いが価格に効いてきます。見積もりには左右合計の単位数を書いてもらってください。
| 確認 | 理由 |
|---|---|
| 左右合計の単位数 | 顔より多く、総額への影響が大きい |
| 製剤名 | 1単位あたりの価格が変わる |
| 効き始める時期 | 体は顔より遅く感じる方が多い |
| 同日に打てる上限 | 医師が全身の合計で判断する |
ボツリヌストキシンの注射で、効果が出るまでと戻り方
ボツリヌストキシンの注射は、打った直後には変わりません。動きが弱まるのを感じ始めるのが2〜3日後、はっきりするのが2週間前後、というのが一般的な説明です。だから判断は2週間後にします。
- 打った日と部位、単位数、製剤名を記録する
- 2週間後に写真を撮って、前と比べる
- 足りなければ追加できる期間内に連絡する
- 次に打つ時期の目安を医師に聞いておく
繰り返し打つと持ちが長くなると言われることがありますが、個人差が大きい話です。逆に、短い間隔で打ち続けることは勧められません。間隔は医師が決めます。
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