韓国のフィラー、部位別に入れる量と持ちが変わる
執筆 KCODI医療通訳チーム · 日本語デスク更新日 · 8 分で読めます
韓国のフィラーを部位別に調べていると、鼻、涙袋、唇、口角、ほうれい線と、メニューがどんどん増えていきます。どれも同じヒアルロン酸に見えるのに、値段も持ちもばらばらです。
フィラーとは、ゲル状の材料を皮下に入れて、へこみを埋めたり形を出したりする注入です。韓国の美容皮膚科では、硬さの違う製品を部位ごとに使い分けます。だから同じ1本でも、入る場所によって意味が変わります。
この記事では、部位ごとに何を確認すべきか、持続期間がどう決まるか、そして打ち続けたときに起きることを説明します。金額は書きません。製品と量で動くからです。
部位で製品が変わる。硬さと量の話
ヒアルロン酸のフィラーには、硬さの違うタイプがあります。形を支えたい場所には硬め、皮膚の薄い場所にはやわらかめ。この使い分けが、仕上がりと持ちを決めます。
| 部位 | 求められる性質 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 鼻(鼻筋、鼻根) | 支える硬さ | 血管のリスクが高い部位。誰が打つか |
| 涙袋 | やわらかく薄く | 入れすぎると影が出る。少量から |
| 唇 | やわらかく動きになじむ | 腫れが出る前提の日程か |
| 口角 | 支えつつ自然に | 口角だけか、周囲も含めるか |
| ほうれい線 | 位置によって使い分け | ボトックスや別の施術が合うことも |
見積もりには、製品名と本数(cc)を書いてもらってください。同じ「1本」でも、製品が違えば材料の原価が変わります。美容の施術でよくある比較のつまずきは、ここです。
鼻フィラーは、いちばん慎重に選ぶ場所
鼻へのフィラーは、韓国で手軽なメニューとして並んでいます。ただ、注入で起こりうる合併症のうち、いちばん重いものは血管が詰まることで、鼻から眉間にかけての領域はその報告が多い場所です。
だからこの部位は、値段や所要時間より先に、誰が打つのかを確認してください。解剖に慣れた医師か。血管に入ったときに溶かす薬(ヒアルロニダーゼ)がその場にあるか。この2つは遠慮なく聞いていい質問です。
- 鼻に入れるなら、過去に鼻の手術や注入をしたことがあるか必ず伝える
- 施術中や直後に強い痛み、白っぽくなる、見え方が変わる — すぐ言う
- 同じ日に複数部位をまとめると、異変が起きたとき原因が分かりにくい
- 高さを出しすぎない。横から見て自然かを鏡で確認してから追加する

涙袋、唇、口角。ダウンタイムの現実
涙袋フィラーは、皮膚が薄い場所なのでやわらかい製品を少量入れます。入れすぎると、笑ったときに不自然な段ができたり、光の加減で影が出たりします。少なめに入れて、2週間後に見て足すほうが安全です。
唇フィラーのダウンタイムは、他の部位より長めに見てください。直後から腫れ、翌日にピークが来る方が多いです。3〜5日で落ち着くのが一般的ですが、人前に出る予定がある日程は避けたほうが楽です。
口角のヒアルロン酸は、下がった口角を支える目的で入れます。ここだけ埋めても、原因が皮膚のゆるみなら変化が小さいことがあります。口元全体の設計として提案されたときは、合計でいくらになるかを先に出してもらってください。
| 部位 | 腫れのピーク | 落ち着くまで |
|---|---|---|
| 涙袋 | 当日〜翌日 | 2〜3日 |
| 唇 | 翌日 | 3〜5日 |
| 口角・ほうれい線 | 当日 | 1〜2日 |
| 鼻 | 当日 | 1〜3日 |
効果の持続期間と、ヒアルロン酸を打ち続けるとどうなるか
ヒアルロン酸の効果の期間は、製品の硬さ、入れた深さ、その部位が動くかどうかで変わります。よく動く唇や口元は早く減り、動きの少ない場所は長く残る傾向があると説明されます。半年から1年半くらいの幅で言われることが多いです。
ヒアルロン酸を打ち続けると顔が大きくなる、という話を聞いたことがあるかもしれません。分解される前に足していけば、総量は増えます。少しずつ足して、気づいたときには元の顔の設計から離れている、ということは起こりえます。
- 前回いつ、どこに、何ccを入れたかを記録しておく
- 減ったから足す、ではなく、今の状態を見てから決める
- 顔全体の写真を、同じ光と角度で残しておく
- 積み重なっていると感じたら、溶かして仕切り直す選択肢もある
KCODIの医療通訳は、使った製品名と量を日本語のメモにしてお渡しします。次に打つとき、自分の履歴が分かることが何よりの安全策です。
ヒアルロン酸の失敗と言われるもの
失敗として相談を受けるものは、だいたい3つに分かれます。量が多すぎて不自然になったもの。位置がずれて左右差が出たもの。そして、しこりのように触れるものです。
最初の2つは、溶かして入れ直せることが多いです。ただ、溶かす薬は入れたヒアルロン酸だけでなく、もともとの組織にも作用しうるので、医師は慎重に量を決めます。
ボトックスとほうれい線を一緒に相談されることもあります。ほうれい線そのものにボトックスを打つことは通常しません。原因が頬の下がりならリフトアップの施術、皮膚の折れなら注入、というように分けて考えます。
顔全体をどう組むか迷う方は韓国の小顔施術の選択肢と3分の無料マッチングをご覧ください。注入の種類そのものを比べたい方は水光注射とリジュランの違いが参考になります。


