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歯科

韓国インプラントのトラブルは、帰国したあとに表に出ます

執筆 KCODI医療通訳チーム · 日本語デスク更新日 · 7 分で読めます
リクライニングチェアと照明、窓際のモニターが備わった無人の歯科治療室(イメージ画像)

韓国インプラント トラブル、で調べている方は、これから受ける予定があって不安なのだと思います。相談として実際に多いのは、手術中の事故ではありません。帰国したあとに、日本の歯科で対応してもらえなかった、という話です。

インプラントは、骨に埋める人工歯根と、その上に付ける被せ物の組み合わせです。メーカーごとに規格が違い、部品も違います。日本の歯科医が対応するには、何を使ったかの情報が要ります。

この記事では、帰国後に困らないために契約前と帰国時に何を確認するかを、診察に同席している立場から整理します。

インプラントは1回の渡航では終わりません

まず日程の話です。骨に埋めた人工歯根が安定するまで待つ期間があり、その後に型を取って被せ物を作ります。つまり、最低でも2回の渡航が前提になります。

一般的な流れと渡航回数
段階内容タイミング
1回目の渡航診察、CT、人工歯根を埋める手術5〜7日の滞在
待機期間骨と結合するのを待つ3〜6か月(個人差あり)
2回目の渡航型取り、被せ物の装着、噛み合わせの調整5〜7日の滞在
その後定期的な確認と清掃年1〜2回

当日に被せ物まで入れる方法が提案されることもあります。骨の状態によっては可能ですが、すべての人に当てはまるものではありません。手術と滞在の目安はインプラントのページにまとめています。

帰国時に必ず持ち帰るもの

これがこの記事でいちばん伝えたいことです。日本で見てもらうときに必要な情報は、その場で頼まないと手に入りません。

  1. 使用したインプラントのメーカー名と製品名、型番、サイズ。
  2. 埋入した部位(歯の番号)と、本数。
  3. 手術前後のレントゲン、CTのデータ。
  4. 被せ物の材質と、いつ装着したか。
  5. 骨造成(骨を足す処置)をしたかどうか、材料は何か。
  6. 保証の条件と期間が書かれた書面。

1番目が最重要です。メーカーと型番が分かれば、日本の歯科医は部品を取り寄せて対応できる可能性があります。分からなければ、レントゲンから推測するしかなく、対応を断られることがあります。

相談として多いトラブルの中身

実際に受ける相談は、次のような内容に集中しています。どれも、事前の確認で減らせるものです。

  • 日本で見てもらえない。 メーカーと型番が分からず、部品が取り寄せられない。
  • 被せ物が外れた・欠けた。 保証が受けた医院でしか使えず、再渡航の費用がかかる。
  • 噛み合わせが合わない。 調整のために何度も通う必要があり、帰国後にできない。
  • 歯ぐきの炎症。 インプラント周囲炎は定期的な清掃で予防する部分が大きく、通えないと管理が難しい。
  • 骨が足りないと当日に言われた。 骨造成が追加になり、期間も費用も変わる。

最後の項目は、渡韓前にCTを撮っていれば防げます。日本で撮ったCTのデータを送って、事前に計画を出してもらえるか聞いてみてください。

メッセンジャーで治療計画のやり取りをする画面(イメージ)
渡韓前に画像を送って計画を出してもらえるかどうかで、当日の想定外が減ります。

メーカーの話を、価格の話と分けて聞く

韓国 インプラントメーカー、で調べている方は、価格差の理由を知りたいのだと思います。韓国には国内で製造されているインプラントが複数あり、輸入品より抑えた価格で提示されることが一般的です。

国内製だから劣る、という単純な話ではありません。確認すべきは、そのメーカーの部品が日本でも入手できるか、そして医院がそのメーカーを長く使っているかです。

また、見積もりの比べ方にも注意が要ります。人工歯根の料金だけの表示と、被せ物まで含んだ表示が混ざります。1本あたりの総額に何が入っているかを、項目で確認してください。

日本で受けるほうが向いている方

正直に書きます。次に当てはまる方は、日本で受けたほうが結果的に楽です。

本数が1〜2本だけの方。骨造成が必要と言われている方。持病があり服薬中の方。そして、2回目の渡航の予定を立てられない方です。インプラントは長く付き合う治療で、通える距離にあることの価値が大きい治療でもあります。

逆に、本数が多い方や、韓国に定期的に来る予定がある方には選択肢になります。その場合も、帰国後の管理をどこで受けるかを先に決めておいてください。

診察室で使う韓国語は歯医者で使う韓国語の記事にまとめました。矯正と迷っている方は韓国の矯正の費用の記事もどうぞ。どの治療から相談すればいいか決まっていない段階なら3分の無料マッチングから、当日の同行者については医療通訳の紹介ページをご覧ください。

よくいただく質問

韓国でインプラントを入れたあと、日本の歯科で見てもらえますか?
メーカー名と製品名、型番が分かれば、部品を取り寄せて対応できる可能性があります。分からないと、対応を断られることがあります。帰国前に必ず書面でもらってください。レントゲンとCTのデータも一緒に受け取ります。
渡航は何回必要ですか?
一般的には2回です。1回目で人工歯根を埋め、3〜6か月待ってから2回目で被せ物を装着します。当日に被せ物まで入れる方法が提案されることもありますが、骨の状態によります。2回目の予定が立てられない方には向きません。
保証はありますか?
医院によって条件が違います。多くは受けた医院での対応が前提で、日本では使えません。何年間、どこまでが対象か、再渡航の費用は誰が持つのかを、契約前に書面で確認してください。
韓国製のインプラントは大丈夫ですか?
国内製だから劣るという単純な話ではありません。確認すべきは、そのメーカーの部品が日本でも入手できるか、その医院が長く使っているかです。価格差の理由をメーカー名まで含めて説明できる医院を選んでください。
骨が足りないと言われたら、どうなりますか?
骨を足す処置(骨造成)が追加になり、期間も費用も変わります。渡韓前に日本で撮ったCTのデータを送り、事前に計画を出してもらえるか聞いておくと、当日の想定外が減ります。

参考・出典

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まず聞く。決めるのはあとで。

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