韓国で脂肪豊胸を考えるなら、採る場所と生着率の話が先です
執筆 KCODI医療通訳チーム · 日本語デスク更新日 · 8 分で読めます
韓国 脂肪豊胸、で調べている方は、シリコンを入れることに抵抗があるか、痩せたい部位と胸の悩みを同時に解決したいと考えています。自分の脂肪を使うので、異物を入れないという安心感があります。
ただ、脂肪豊胸には固有の前提があります。入れた脂肪がすべて残るわけではありません。どれだけ定着するか(生着率)には個人差があり、脂肪を採れる量にも限りがあります。
この記事では、シリコンとの違い、脂肪を採る部位の決まり方、しこりと検診の話、そして韓国で受ける場合の日程を、診察に同席している立場から整理します。
入れた量と、残る量は違います
脂肪豊胸は、太ももやお腹などから脂肪を吸い、不純物を取り除いてから胸に注入する手術です。注入した脂肪の一部は身体に吸収されます。残る割合を生着率と呼びます。
生着率は体質、注入する層、技術によって変わり、確実な数字を約束できるものではありません。そのため、1回でどれだけ大きくなるかには限界があり、2回に分ける計画が提案されることもあります。
| 項目 | 脂肪豊胸 | シリコン(インプラント) |
|---|---|---|
| 入れるもの | 自分の脂肪 | 人工物 |
| 大きさの変化 | 限りがある。2回に分けることがある | サイズを選べる |
| 傷 | 採取部位と注入部位に小さく | 脇や乳房下などに切開 |
| 同時に痩せる部位 | 採取した部位は細くなる | なし |
| 長期の管理 | 吸収・しこりの経過観察 | 破損や被膜拘縮の経過観察 |
どちらが向いているかは、もともとの脂肪の量と希望する大きさで決まります。両方の目安は豊胸のページにまとめています。
脂肪を採る部位が、実はもうひとつの手術です
脂肪豊胸は、脂肪吸引とセットです。太もも、お腹、腰などから吸うため、その部位の腫れと圧迫着の話がついてきます。つまり、胸だけのダウンタイムでは終わりません。
- 採取部位の選択。 痩せたい部位と、脂肪が採れる部位は一致しないことがあります。
- 圧迫着。 採取部位に一定期間着ます。胸にはバンドを使う院もあります。
- 痛み。 多くの方が、胸より採取部位のほうが痛いと言います。
- 量。 細い方は採れる脂肪が足りず、手術自体を断られることがあります。
採取部位ごとの回復については二の腕・太ももの脂肪吸引の記事が参考になります。
しこりと検診。長く付き合う話
注入した脂肪が定着せずに残ると、しこり(硬結)や、まれに石灰化として触れることがあります。多くは経過を見る範囲とされますが、気になる場合は診察が必要です。
もうひとつ、乳がん検診との関係です。脂肪注入後の画像には変化が写ることがあり、読影する医師にその情報が必要です。帰国後に検診を受けるときは、脂肪注入を受けたことを必ず伝えてください。

手術前の検診も同じくらい大事です。もともと乳腺にしこりや嚢胞がある方は、渡韓前に日本で乳腺の検査を受けておくと、術後の変化と区別がつきます。この順番を守るだけで、あとの不安がかなり減ります。
韓国での日程と滞在
滞在は7〜10日が目安です。全身麻酔で数時間、その後は採取部位の腫れと痛みを見ながら通院します。
帰国後も、しばらくは圧迫と生活の制限が続きます。運動やうつ伏せ寝をいつから再開していいかは、必ず担当医に確認してください。
カウンセリングで確かめる6項目
この手術は「何ccを入れるか」よりも、「何ccが残るか」の話です。数字の前提をそろえてください。
- 自分の体から、どの部位で何ccくらい採れる見込みですか。
- 注入量と、予想される生着の目安はどのくらいですか。
- 2回目の注入は前提ですか。費用と時期の条件は書面にありますか。
- しこりや石灰化が出た場合、どう対応しますか。
- 術前の乳腺の検査はしますか。帰国後の検診で伝えるべきことは何ですか。
- 麻酔科の専門医は入りますか。入院は何泊ですか。
脂肪注入は顔にも使われます。顔の話で来られた方が胸の相談に広がることもあります。顔のボリュームについてはほうれい線と脂肪注入の記事が近い内容です。
どちらの方法が向いているか分からない段階なら3分の無料マッチングから相談できます。当日の同行者については医療通訳の紹介ページをご覧ください。


