韓国でニキビの薬をもらうなら、塗り薬と飲み薬のどちらから始めるか
執筆 KCODI医療通訳チーム · 日本語デスク更新日 · 8 分で読めます
韓国 ニキビ治療薬を検索する方は、だいたい二通りです。旅行中に急に出てしまって今すぐ何か塗りたい方と、日本で治りきらないから韓国の皮膚科で診てもらいたい方。必要なものが違います。
ドラッグストアで買えるものは、日本と同じく殺菌と角質のケアが中心です。炎症を抑える成分や、飲んで効かせる薬は、韓国でも医師の処方が要ります。ここを混ぜて考えると、買って帰ったのに効かなかった、という結果になります。
この記事では、通訳が診察室で実際に見ている流れに沿って、塗り薬と飲み薬の役割分担、白ニキビのような初期の扱い、そして日本へ持ち帰るときの注意を順に説明します。
韓国のニキビの薬は、市販と処方で線が引かれている
明洞や弘大のドラッグストアに並んでいるのは、洗顔料、パッチ、角質ケアのトナー、そして軽い外用薬です。日本語の棚札が付いていることもあります。ここまでは薬剤師の判断で買えます。
一方、抗菌作用のある外用薬や、ビタミンA誘導体の外用薬、飲む抗菌薬は処方です。韓国の皮膚科で診察を受け、処方箋を持って院外の薬局で受け取ります。院内で渡されることはほとんどありません。
| 区分 | どこで手に入るか | 位置づけ |
|---|---|---|
| 洗顔・パッチ・角質ケア | ドラッグストア | 日々の手入れ。今ある炎症は下げない |
| 軽い外用薬 | ドラッグストア・薬局 | 赤みが軽いうちの応急 |
| 外用の抗菌薬・レチノイド | 皮膚科の処方 | 炎症と詰まりの両方に働く |
| 飲む抗菌薬 | 皮膚科の処方 | 数が多い・痛む炎症があるとき |
| 飲むビタミンA誘導体 | 皮膚科の処方 | 繰り返す重い症例。管理が厳しい |
韓国 ニキビの薬という言葉で検索して出てくる写真の多くは、前者の棚です。診察で出るものは棚に並びません。ここが最初のずれです。
韓国 ニキビ 塗り薬は「今の炎症」と「詰まり」で使い分ける
診察室で医師がまず見るのは、赤く盛り上がっているか、白く詰まっているか、跡になって色が残っているかの三つです。塗り薬はこの見立てで変わります。
赤く腫れて触ると痛むものには、菌と炎症に働く外用薬が出ます。詰まりが主体なら、毛穴の出口の角化に働く外用薬です。後者は最初の数週間、かえって皮むけや赤みが出ることがあります。旅程の直前に始める薬ではありません。
- 赤く痛む — 抗菌の外用薬。夜に薄く、広い面に伸ばす指示が多い
- 白く詰まる — 角化に働く外用薬。最初の数週は乾燥と皮むけが出やすい
- 跡の赤み・色が残る — 薬よりもニキビ跡の治療の領域
- 顎や口まわりに繰り返す — 生活と体調の話も含めて医師が判断する
韓国 白ニキビ 薬を探している方は、詰まり側です。潰して出す処置を同じ日に勧められることがありますが、自己判断で触ると色が残ります。診察で「今日は処置をするのか、薬だけか」を必ず確認してください。

韓国 ニキビ 飲み薬は、期間と副作用の説明までが一式
飲み薬が出るのは、数が多い、痛む、跡になりそうだと医師が判断したときです。飲む抗菌薬は数週間から数か月の単位で続けます。途中でやめると元に戻りやすい、と説明されます。
繰り返す重いニキビには、飲むビタミンA誘導体が検討されます。この薬は妊娠に関する制限、献血の制限、肝機能や脂質の検査など、守るべきことが多い薬です。韓国でも日本でも、医師の管理下でだけ使います。
診察で通訳が必ず聞き取るのは、薬の名前、日数、飲む時間、やめる条件、次の受診の目安です。この五つが日本語で手元に残っていれば、帰国後に日本の皮膚科でつなげます。
韓国人 ニキビできたらどうしているのか、診察室で見ていること
韓国の方が皮膚科に行く敷居は低いです。一つ二つ出ただけでも、近所の医院に寄って薬をもらい、必要なら短時間の処置を受けて帰ります。放置して悪化させないぶん、跡が残りにくい。これが大きな違いです。
もう一つは、薬と施術を同じ医院で組み立てることです。飲み薬で炎症を下げながら、落ち着いた頃に肌の治療を重ねる。順番が決まっているので、迷いが少なくなります。
- まず炎症を下げる。この段階で強いレーザーは当てない
- 詰まりを減らす外用薬を続ける。乾燥のケアを同時に始める
- 落ち着いたら、残った跡と毛穴にクレーターの治療を検討する
- 日焼け対策を通年で続ける。色が残る期間が変わる
韓国 ニキビに効くと言われるものを、旅程に組み込む順番
滞在が短い方ほど、初日に皮膚科へ行ってください。薬が出たその日から飲み始められますし、処置で赤みが出ても、帰国までに落ち着く時間が取れます。
逆に、最終日に強い処置を受けるのは避けます。飛行機の乾燥と、薬を受け取り損ねるリスクが重なります。どうしても最終日になる場合は、処置ではなく診察と処方だけにしておきます。
| 滞在 | できること |
|---|---|
| 1泊2日 | 診察と処方。軽い肌管理まで |
| 2泊3日 | 初日に診察と処方、翌日に炎症を下げる処置を追加 |
| 3泊以上 | 処置のあと再診まで入れられる。薬の効き方も見てもらえる |
赤みが強い方は、施術よりも先に薬です。ニキビ治療の選び方に、医院で確認する項目をまとめています。
処方薬を日本へ持ち帰るときに、つまずく場所
自分で使う量の医薬品は、日本へ持ち込める範囲が決まっています。量が多い、他人の分を含む、成分によっては手続きが必要になることがあります。厚生労働省の案内と税関の案内を、出発前に確認してください。
実務としては、処方箋の控えか、薬局の明細を捨てずに持ち帰ることです。何を何日分もらったかが紙で残っていれば、説明が要る場面でも困りません。
- 薬局の明細と処方箋の控えを、機内持ち込みの荷物に入れる
- 薬は元の箱のまま。詰め替えると中身が分からなくなる
- 自分用の量を超えて買わない。家族の分をまとめない
- 残りが少なくなったら、日本の皮膚科に一般名で相談する
漢方薬やサプリを一緒に買う方は、韓国の漢方を日本へ持ち込むも合わせてご覧ください。区分が違います。



