韓国のICLは、値段より先にレンズの取り寄せ日程を決める
執筆 KCODI医療通訳チーム · 日本語デスク更新日 · 7 分で読めます
icl 韓国 値段、で調べている方の多くは、レーシックの適応が出なかった方か、近視が強くて最初からICLを考えている方だと思います。金額の幅が大きくて、何で決まるのか分からない、という相談が多いです。
ICLは、眼の中にレンズを入れる手術です。レーシックのように角膜を削らず、必要なら取り出せる。そのかわり、レンズが一人ひとりの度数に合わせた注文品なので、日程の組み方がまったく違います。
この記事では、値段を動かしている要素と、注文から手術までの現実的な日程を、検査室に同席している立場から整理します。手術そのものの説明は韓国のICLのページにあります。
値段を決めているのは、レンズそのもの
ICLの料金は、手術の技術料よりレンズの価格が占める割合が大きい治療です。だから、乱視を矯正するタイプを選ぶか、度数がどのくらいかで金額が動きます。
| 項目 | 金額への効き方 | 確認する言い方 |
|---|---|---|
| レンズの種類 | 大きい(乱視矯正の有無で変わる) | 乱視用かどうか、なぜそちらを選ぶのか |
| 両目か片目か | 大きい | 片目ずつ日を分ける場合の追加はあるか |
| 適応検査 | 別料金のことが多い | 不適応だった場合、検査費だけで済むか |
| 術後の点眼薬 | 医院による | 何本分含まれるか |
| 検診 | 翌日分は含まれることが多い | 1週間後の検診まで滞在が要るか |
| レンズ交換・摘出 | 条件つき | 度数が合わなかったときの費用は誰が持つか |
もうひとつ、ICLは角膜を削らないので、あとから取り出したり入れ替えたりできる手術です。その「あとから」の費用条件を先に聞いておくと、金額の比較が正確になります。
レンズは注文品。ここで日程が決まる
これがICLでいちばん誤解されている点です。検査を受けた日に、その場で手術はできません。度数と眼の大きさに合わせたレンズを注文し、届いてから手術になります。
つまり選択肢は2つです。検査だけ先に受けて一度帰国し、レンズが届いたころに再渡航するか、検査から手術まで待てる日程でまとめて滞在するか。前者は航空券が2回、後者は滞在が長くなります。
- 適応検査(角膜の内側の細胞、前房の深さ、度数)。ここでICLが可能かが決まります。
- レンズの発注。度数と乱視の有無をここで確定します。
- レンズの到着を待つ期間。どのくらいかは医院に必ず確認してください。
- 手術。点眼麻酔で、片目ずつでも同日でも行われます。
- 翌日検診。眼圧とレンズの位置を確認します。

検査で決まること、決まらないこと
ICLの適応は、近視の強さだけでは決まりません。眼の中にレンズを置くスペースがあるか、角膜の内側の細胞が足りているかを見ます。ここが足りないと、度数が合っていても勧められません。
- 前房の深さ — レンズを置く空間です。浅いと適応外になることがあります。
- 角膜内皮細胞の数 — 一度減ると戻りません。年齢とともに減るので、数を見ます。
- 度数と乱視の量 — レンズの種類と価格が決まります。
- 瞳孔の大きさ — 夜間の見え方の説明に関わります。
- 眼の疾患の有無 — 緑内障や網膜の状態は、先に確認されます。
検査の結果、レーシックやラセックを勧められることもあります。その場合はレーシックとラセックのページや、回復の早さを重視するスマイルプロと比べ直すことになります。費用の組み立て方はレーシックの値段の記事にまとめました。
帰国後の管理を、どこで受けるか決めておく
ICLは入れて終わりではありません。眼圧とレンズの位置を、その後も定期的に見る必要があります。日本の眼科で診てもらうなら、何を入れたかの記録が要ります。
- レンズのメーカー名、型番、度数、サイズ。
- 手術日と、左右どちらに何を入れたか。
- 術前の角膜内皮細胞数(次に測ったとき、比べる基準になります)。
- 点眼薬の一般名。
- レンズ交換・摘出が必要になったときの条件。
1番目は特に大事です。レンズの型番が分からないと、日本の眼科は状況を把握しづらくなります。帰国前に、書面でもらってください。
ICLが向かない人もいます
正直に書きます。次に当てはまる方には勧めていません。
再渡航の予定が立てられない方。角膜内皮細胞が少ないと言われたことがある方。そして、近視が軽めでレーシックの適応が十分に出る方です。軽い近視でICLを選ぶ理由は多くありません。
逆に、強い近視で角膜を削る手術が難しい方、将来的に元に戻せる選択肢を残したい方にとっては、検討する価値のある手術です。その場合も、レンズの注文期間を日程に入れてから航空券を取ってください。
韓国の医療のかかり方そのものが不安な方は韓国の医療制度の記事をどうぞ。どの診療科から相談すればいいか決まっていない段階なら3分の無料マッチング、当日の同行者については医療通訳の紹介ページをご覧ください。


