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眼科・視力矯正

韓国のレーシックの値段は、見積書のどこで変わるのか

執筆 KCODI医療通訳チーム · 日本語デスク更新日 · 7 分で読めます
待合ベンチに座る女性が、部屋の向こうに並ぶ眼科検査機器の列を前にして背を向けている様子(イメージ画像)

レーシック 韓国 値段、で調べていると、医院ごとにかなり幅のある数字が出てきます。安く見える表示と、あとから聞く総額が合わない。その差はほとんど、何が含まれているかの違いです。

視力矯正の手術は、手術そのものより前後が長い治療です。適応検査、術後の目薬、翌日の検診、そして見え方が戻ったときの再手術。この4つをどこまで料金に入れるかは、医院ごとに違います。

この記事では、見積書を受け取ったときに必ず確認している6項目と、当日に追加になりやすい費用を、検査室に同席している立場から並べます。手術の種類そのものの違いはレーシックとラセックのページにあります。

表示価格が指しているのは、たいてい手術だけ

韓国の眼科の表示は「両目・手術のみ」であることが多く、検査費と術後の薬は別建てになっているのが一般的です。日本の眼科が総額表示に慣れているぶん、ここで感覚がずれます。

もうひとつ、手術の種類が価格の最大の分かれ目です。フラップを作るレーシック、表面を処理するラセック、切開が小さい方法。どれが受けられるかは検査で決まるので、検査の前に金額を確定させることはできません

見積書で分けて聞く項目
項目含まれていることが多いか確認する言い方
適応検査別料金のことが多い手術を受けない場合も検査費はかかるか
手術(両目)表示価格の中心どの機器で、どの術式か
術後の点眼薬一式医院による何本分か、追加購入はいくらか
保護メガネ・保護レンズ医院によるラセックの場合は外す日も一緒に
翌日検診含まれることが多い追加の検診は1回ごとにいくらか
再手術(戻ったとき)条件つきが多い何年以内・何回まで・追加費用はあるか

この6行を埋めてから比べると、最初は高く見えた医院のほうが総額では変わらない、ということがよくあります。

値段を上下させているのは、機器と角膜の状態

同じ「レーシック」でも、使うレーザーの世代で料金が変わります。医院は機器名で区別しているので、見積書に機器名が書かれていないときは書いてもらってください。2つの医院を比べるときは、機器名がそろっていないと比較になりません。

角膜の厚みも効いてきます。薄めの方には、角膜を強くする追加処置を勧められることがあります。これは検査のあとに出てくる提案なので、渡韓前の見積もりには入っていません。

  • 術式 — フラップを作るか、表面からか。回復の早さと滞在日数が変わります。
  • レーザー機器の世代 — 医院が主力にしている機器かどうかで価格帯が動きます。
  • 乱視の量 — 乱視が強いと、矯正の設計が変わって加算されることがあります。
  • 追加処置 — 角膜強化などを足すかどうか。検査のあとに決まります。
  • 検査で不適応 — 手術を受けずに帰る場合、検査費だけで終わることもあります。

検査の日に金額が動く、という前提で日程を組む

実際の流れは、検査 → 結果の説明 → その場で術式と金額が確定、という順番です。つまり検査の日に、初めて本当の見積もりが出ます。

ここで焦らないために、日程は検査と手術を分けて取ることをおすすめしています。同じ日にできる医院もありますが、金額が上がった説明をその場で理解して決めるのは、母語でも大変です。

  1. 渡韓前にコンタクトを外す期間を守る(守れていないと検査値がぶれて、当日やり直しになります)。
  2. 1日目に適応検査。瞳孔を開くので、数時間はまぶしくなります。
  3. 結果の説明で、術式・機器名・総額・再手術条件を書面でもらう。
  4. 一晩おいて、2日目に手術。
  5. 翌日検診で視力と角膜を確認。ここで帰国の可否が出ます。
韓国の眼科の待合スペース(イメージ)。検査結果の説明を待つ場面
検査結果の説明が、実質的な見積もりの場です。ここに通訳が入ります。

回復の早さを優先したい方はスマイルプロ、近視が強くて適応が出にくい方はICLも、同じ検査の結果で比較できます。

帰国後にかかるお金を、先に数に入れておく

見落とされがちなのが、帰国してからの費用です。1週間後、1か月後の検診は、日本の眼科で受ける方がほとんどです。手術した医院ではないので、自費の診察料がかかります。

点眼薬も、韓国で渡される分が足りなくなれば日本で処方を受けることになります。日本の眼科は、どこで何をしたかが分からないと処方をためらいます。だから手術記録が要ります。

  • 手術の日付、術式、使用機器、矯正量が書かれた記録(英語か日本語で)。
  • 術前・術後の角膜のデータ。
  • 処方された点眼薬の一般名(商品名だけだと日本で通じないことがあります)。
  • 再手術の保証条件が書かれた書面。

安いほうを選ぶ前に、確かめておくこと

正直に書きます。値段だけで選べる治療ではありません。

視力矯正は、受けたあとに元に戻す方法がない手術です。だから確認すべきなのは、安さの理由が説明できるかどうかです。機器を長く使っているから、症例数が多いから、という説明がつく安さと、検査と術後を削った安さは別物です。

それから、検査で「不適応」と言われる可能性を、最初から日程に入れておいてください。断られることは失敗ではありません。角膜の条件が合わないのに手術を進める医院のほうが、心配です。

近視が強くてレーシックの適応が出にくい方は韓国のICLの費用と渡航の記事へ。韓国の医療のかかり方そのものが不安な方は韓国の医療制度の記事をどうぞ。何から相談するか決まっていなければ3分の無料マッチング、当日の同行者については医療通訳の紹介ページをご覧ください。

よくいただく質問

韓国のレーシックの値段は、日本と比べてどうですか?
医院と術式で幅があるので、総額で比べてください。表示が手術のみか、検査と薬まで入っているかで印象が大きく変わります。価格帯の目安はレーシックのページに出しています。
検査で手術できないと言われたら、費用はどうなりますか?
検査費だけで終わることが多いですが、医院によって扱いが違います。予約の前に「手術を受けない場合も検査費はかかるか」を確認しておくと安心です。
再手術の保証は、日本に帰ってからも使えますか?
多くは受けた医院での対応が前提です。渡航費は自己負担になるのが一般的です。何年以内か、何回までか、追加費用があるかを、契約前に書面で確認してください。
見積もりは渡韓前にもらえますか?
おおよその範囲は出せますが、確定するのは適応検査のあとです。術式が検査で決まるためです。日本で受けた検査データがあれば送っておくと、範囲が絞れます。
手術の翌日に飛行機に乗れますか?
翌日検診で問題がなければ、搭乗を許可されるのが一般的です。機内は乾燥するので人工涙液をこまめに使ってください。最終判断は検診をした医師に従います。

参考・出典

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まず聞く。決めるのはあとで。

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