リジュランの効果はいつから出るのか。ダウンタイムと回数の話
執筆 KCODI医療通訳チーム · 日本語デスク更新日 · 8 分で読めます
リジュランの効果はいつから出ますか。韓国の皮膚科で、注射のあとにいちばん多く聞かれる質問です。翌朝に鏡を見て、何も変わっていないと感じる方が多いからです。
リジュランとは、サケの白子から取り出したDNA由来の成分(ポリヌクレオチド)を、皮膚の浅い層に入れる注射です。ヒアルロン酸のように形を足すものではありません。肌そのものの土台に働きかけるタイプなので、出方も戻り方もヒアルロン酸とは違います。
この記事では、効果が出るまでの時間、ダウンタイムの中身、手打ちとマシンの違い、そして渡韓1回でどこまでできるのかを整理します。金額は書きません。相場はリジュランの施術ページにまとめてあります。
リジュランとは、何を入れている注射なのか
リジュラン注射で入れるのは、ポリヌクレオチドと呼ばれる成分です。肌の中で足場のような役割をすると説明されます。日本語のサイトでは「肌の再生」という言い方をよく見ますが、韓国の診察室ではもう少し慎重な言い方をされます。傷んだ土台を整えるほうに近い、という説明です。
ここを取り違えると、期待がずれます。しぼんだ頬をふくらませたい、溝を埋めたいという目的なら、リジュランではなくヒアルロン酸の話になります。逆に、肌が薄い、ちりめんじわが増えた、目の下の皮膚がくたびれている、という悩みではリジュランが候補に入ります。
| 入れるもの | 狙う層 | 変わるもの | 戻り方 |
|---|---|---|---|
| リジュラン系 | 浅い層〜真皮 | 肌の厚み、きめ、ちりめんじわ | 少しずつ薄れる |
| ヒアルロン酸 | 真皮〜深い層 | 形、ボリューム、溝 | 分解されるまで残る |
| 水光注射(混合) | 浅い層 | うるおい、ツヤ | 数週間で戻りやすい |
| ボツリヌストキシン | 筋肉または浅い層 | 動きによるしわ、皮脂 | 3〜4か月で戻る |
水光注射との線引きが分かりにくい方は、水光注射とリジュランの違いをまとめた記事を先に読むと、メニュー表が読めるようになります。
効果はいつから。翌日に変わらないのが普通です
リジュランの効果は、打った翌日には分かりません。多くの方が「なんとなく肌が落ち着いた」と感じ始めるのは2週間前後、鏡で分かる差が出るのは2回目、3回目のあたりです。1回で完成するものとして設計されていません。
そのかわり、打った直後には別の変化があります。薬剤が入った分だけ皮膚が盛り上がり、小さな丘がたくさん並んだ状態になります。これは効果ではなく、まだ吸収されていない薬剤です。数時間から半日でならされていきます。
- 当日 — 注入部位がふくらみ、赤みが出る。触ると硬い
- 翌日 — ふくらみはほぼ消える。内出血が出た場所は青くなる
- 1〜2週間 — 肌の手触りが変わってくる。化粧のりで気づく方が多い
- 1か月前後 — 2回目の時期。ここから差が出やすい
- 3回終了後 — 維持のため、数か月おきに1回という設計が多い
ダウンタイム。手打ちとマシンで中身が変わる
リジュランのダウンタイムは何日か。これは打ち方で答えが変わります。手打ちは一点ずつ針を刺して量を調整する方法、マシン(水光)は細い針が並んだハンドピースで均一に入れる方法です。
| 打ち方 | ふくらみ | 内出血 | 向く場面 |
|---|---|---|---|
| 手打ち | 点で残りやすい。半日〜1日 | 出た場所は目立ちやすい | 目の下、口元など狭い範囲 |
| マシン(水光) | 面で均一。数時間〜半日 | 細かく散りやすい | 頬全体、額まで広く |
| 併用 | 範囲ごとに違う | 部位で差が出る | 薄い場所だけ手打ちにする組み方 |
内出血は、どちらの打ち方でも出ます。目の下はとくに血管が多く、青あざが1週間ほど残ることがあります。帰国後すぐに人前に出る予定があるなら、日程の後ろのほうではなく、前半に入れるほうが安全です。

麻酔クリームを塗る時間を含めると、来院から会計まで1時間半ほど見ておくと安心です。痛みが苦手な方は、無痛をうたう追加オプションを勧められることがあります。中身は麻酔の強さや鎮静ケアの違いで、別料金になっている医院が多いので、見積もりに入っているか確認してください。
回数の設計。渡韓1回でどこまで終わるのか
リジュランは4週前後の間隔で3〜4回、という設計が一般的です。つまり、旅行で受けられるのは基本的に1回分です。ここを知らずに渡韓して、帰国前日に「あと2回来てください」と言われて戸惑う方が毎月います。
- 初回を韓国で受ける。使った薬剤名と本数を書いてもらう
- 2回目以降を日本で続けるか、次の渡韓に合わせるかを決める
- 日本で続けるなら、薬剤名のメモを持って相談する
- 韓国で続けるなら、次の渡韓は1か月後が目安になる
- 維持の時期に入ったら、数か月に1回でも設計が成り立つ
2泊3日の滞在なら、初日に注射、最終日に経過を診てもらう組み方ができます。肌管理やピーリングと同じ日に重ねるかは医師の判断ですが、注入の直後に強い刺激を足さないのが基本です。滞在日数別の組み方は韓国の肌治療を悩み別に整理した記事にまとめました。
韓国で受ける前に、決めておくと早いこと
rejuranという英語表記でも検索されますが、韓国のメニュー表では「리쥬란」とハングルで並びます。医院によって、目の下専用の製品、皮膚が厚い場所向けの製品など、シリーズが分かれています。名前が似ているので、カウンセリングでどのシリーズかを確かめてください。
- どこを一番変えたいか(目の下、頬、口元)を1つ決めておく
- 帰国後、人前に出る予定がある日を伝える
- いま使っているスキンケアと、飲んでいる薬を伝える
- 日本で続けられるかどうかを、最初に相談しておく
どの注入が自分に合うのか分からないまま医院を決めると、提案されたものをそのまま受けることになります。迷っている段階でかまいません。3分の無料マッチングで希望を整理してから、通訳のプロフィールを見て同行を決める方が多いです。


